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四国で初の女性の内視鏡外科学会技術認定(胃) 徳島大学消化器?移植外科 髙須 千絵さん

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髙須 千絵(たかす ちえ)

所属:徳島大学消化器?移植外科 

略歴:2007年3月医学部医学科卒業

卒業から後期研修

私は2007年に徳島大学を卒業しました。徳島育ちのため、一度県外で暮らしたいという憧れがありましたが、最終的には徳島市民病院にマッチし、初期研修と後期研修の1年を徳島市民病院で研修しました。徳島市民病院初の研修医であったため、非常に大切に育てて頂き、たくさんの事を学ばせて頂きました。制度やプログラムはまだ手探りではありましたが、私達を育てようとするたくさんの先生?スタッフの方々の愛を受けながら研修をさせて頂いたと感じています。なんとなく外科系に行きたいという気持ちで研修に入りましたが、日々を送る中で自然と気持ちは外科へと向いていき、消化器外科の手術に入った時に「かっこいい」と心がときめいた事が進路の決め手となりました。当時は外科の研修は忙しかったですが、その忙しさは苦ではなく、先輩方と過ごした時間は今でも私の大事な思い出であり、外科医として一番充実した時代でした。

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徳島市民病院の外科病棟にて

留学から出産、スペシャリストを目指して

後期研修2年目からは、徳島大学消化器?移植外科で修練を積み、大学院時代は環境病理学分野で研究を行いました。そして学位を取得後、アメリカUniversity of California, Irvine校に留学しました。アメリカ留学は私の夢であり、人生経験として実現させたい私の人生の目標の一つでした。帰国後、2人の子供を出産し、子育てをしながら修練を積み、現在に至ります。私が外科医として働き続けていられるのは、職場環境と家族の理解とサポートのおかげです。徳島大学病院にはあゆみの森保育園という院内保育園があります。院内にありながら広い園庭があり、手作りの給食やおやつも提供してくれる全国でもtop classの保育園です。また、徳島で就職した事で、私の母が子供の急病や、急な仕事の時は助けてくれます。子供が小さな時に仕事をやめずに続ける事ができたのは、素晴らしい保育園と家族のサポートのおかげだと思っています。

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あゆみの森保育園の遠足の様子

メッセージ

私は徳島で研修を積んでよかったと心から思っています。都会で研修する事の憧れを超えて、ぜひ徳島に目を向けてみてください。徳島には全国トップクラスの先生がたくさんいます。私もそんな先生方に指導して頂く事で、四国で初の女性の内視鏡外科学会技術認定(胃)となる事ができました。徳島にはチャンスとそれを実現するための環境があります。ぜひ自分自身のキャリアを長い目で見てみてください。

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ロボット手術の様子

 

 

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